夜中に病院の廊下が血の海に

看護師という職業を続ける限り、避けて通れないのが夜勤です。
昼夜逆転し体力的にも厳しく、人数が少ない分よけいに神経を使ったり、本当にそれでなくても大変な夜勤ですが、その夜勤中に限ってとんでもなく大変なことが起きてしまうこともあるものです。

ここではそんな「とんでもなく大変なこと」をいろいろと経験してしまった看護師さんたちのエピソードを紹介します。
みんな、本当に大変な中でも頑張って夜勤をしているんですよね。

まさかの血の海事件発生!を経験しました

内科に8年、腫瘍内科に3年の勤務経験がある30代女性看護師です。
同じ30代の夫と二人暮らしをしており、現在は妊娠をきっかけに退職しています。

どういう状況で「血の海事件」に遭遇したの?

総合病院の内科で働いたあと、腫瘍治療(手術を除く)専門病院で勤務し、その後地域密着の病院で働いていたときのことです。
ちなみに、その病院の夜勤は2交代と3交代があり、2交代は看護師2人・介護士1人で19時間体制、3交代は看護師4人で8時間体制でした。私は2交代も3交代も経験しており、月に8回程度夜勤をこなしていました。

2交代では2時間、3交代では1時間、それぞれ休憩時間があり、その間は自分が抱えている仕事をしたり仮眠をとったりしていました。
夜勤のときは、空いている時間を利用して自分が抱えている仕事ができるので、日勤だけの勤務より仕事を片付けやすいように思います。また、平日日中に休むことができるので、人ごみを気にせずに買い物に行けるのもよかったですね。

それでも、入院されている患者さんの数は同じなのに日勤よりもスタッフの人数は少ないですから、急変や手術後の患者さんがいらっしゃる場合はその観察、ナースコール対応などで休憩が取れない場合もあります。そうなると2交代の場合は、19時間不眠不休で働くということもありました。
私は体力が続くまで夜勤を続けたいと思っていましたが、結局33歳でやめました。

一体どうして病院の廊下が血の海に?

ある日、夜勤の巡視をするために先輩スタッフがナースステーションから出た瞬間に悲鳴をあげました。何かと思いすぐに駆けつけると、50mはある廊下中がまさに血の海状態になっていたのです。しかも、廊下の奥に見える非常口の灯りの下に、なにやら人影があるのです。

その非常口のところに立つ人影には、手から何かポタポタと落ちているのがナースステーションからでも見えました。恐る恐るそこへ行ってみると、高齢の患者さんが点滴のルートを途中から外し、それを手に持って立っていました。どうやら不穏状態で点滴を途中から外してしまい、そこから血が流れ出ている状態で廊下をウロウロされていたようです。

おかげで夜中にみんなで廊下掃除です。朝には普段以上に廊下はピカピカになっていました。しかしその患者さん本人は、このことを全く覚えていませんでした。

患者さん本人は全く意識せずにいろんなことをされるもので、他にも不眠で眠剤を飲んでいる患者さんが全裸でカーテンに隠れていて、たまたま巡視のため部屋に入ったスタッフを仰天させたこともありました。これも、患者さん本人は全く覚えていないと言われていました。

夜勤が辛くて悩んでいる看護師さんに一言!

夜勤は病棟内が落ち着いていればきちんと休憩も取れますが、忙しくなると休憩なしで働かなければいけません。それにスタッフの人数が少ない分、事故が起こらないようにいっそう注意しなければならないため神経を使いますよね。私も夜勤中は神経を使い辛かったです。夜勤が嫌だと感じることもよくありました。

私の場合、辛いと感じたときは、夜勤明けなどに気の合う同僚と時間を合わせてお茶をしに行き、愚痴を聞いてもらっていました。それで少しはストレス発散することができました。できるだけストレスを溜めないようにいろいろ工夫してみてください。